ぷにぅめくりは何をめくっているのか

*追記:ぷにぅめくりは狐めくりに改称しました

先の記事で述べた様に、ここで作っている物は世界観が貧弱だ。Q.E.D.の様なアブストラクトゲームはともかく、他はきちんとテーマを設定していこう。

ぷにぅめくりは外れ札を押し付け合うゲームである。外れである事を見破れば勝ち、間違って当たり札を拒絶してしまうと負け。2種類しか札の無いシンプルなゲームである。さて当たりと外れはそれぞれ何なのか。

案1:花束と爆弾

札は小包を表す。相手にそれを宅配便で送る。爆弾だと見破られて通報されれば逮捕。誤通報なら相手が土下座。

 

案2:人間と人狼

プレイヤーはそれぞれ村を運営する。厄介者の人狼を押し付け合う。人か狼か判明しないまま吊るすかどうかを判断する。狼を殺せば勝ち。無辜の人を殺すと負け。

 

案3:アイスティーと睡眠薬入りアイスティー

札は飲み物を表す。お待たせ!と言って相手にそれを勧める。見破られるとグラスをすり替えられて一転攻勢。

 

追記

案4:真物と贋作の掛け軸

二人の自称目利きが審美眼を競う。二人とも物の真贋など本当は全く分からない。骨董品屋から適当に1枚買い、後でこっそり鑑定士の所に持って行く。その後自分の物にするか相手に譲るかを決める。受け取ったらこっそり鑑定士の所に持って行く。偽物を掴まされたと分かっても後から文句を言う事はできない。最初に分からなかったのがバレてしまうからだ。その場で偽物だと宣言すれば、鑑定士を呼んで白黒を付けて貰う事になる。最後までめくり切った場合も鑑定士を呼んで勝敗判定。

「素人目には判別の難しい極めて精巧な贋作」という設定だが「偽物」と大書きしてあるというカードデザイン。

 

さらに追記

案5:狐の嫁入り

二人の大名が交互に女を見つけて自分の側室に加えるか相手に譲るかを選ぶ。人に化けた狐が3枚入っている。よくよく検分するか殺してみなければ正体は分からない。譲られた方は貰い受けるかその場で斬り殺すかを選ぶ。貰い受けた後で狐と分かっても抗弁はできない。その場で殺した場合、人であれば負け、狐であれば勝ち。

 

良い案があれば是非コメントで。

9 thoughts on “ぷにぅめくりは何をめくっているのか

  1. 薬と毒薬ってのはどうでしょう。
    対戦している二人は、共に不治の病にかかっていて、病状を抑えるためには一定時間ごとに薬を投与しないといけない。
    山札(医者)から受け取ったものは、ちゃんとした説明を受けているものであるため、受け取った人は毒か薬かの区別はついている。
    しかし、対戦相手から受け取ったものは袋がなくてどっちか分からないとか。そういう感じで。

  2. 札というより役回りですが…
    ・妻と夫
    ・被疑者と尋問官
    ・検察官と弁護士
    などを考えてみましたノ

  3. こんばんは、初めまして。
    各案に関しての感想をコメントさせたいただきます。

    案1・相手の顔色を見るのがこのゲームのキモかと感じるので、宅配だと違うかなと感じました。

    案2・送る方は( ・3・)か( ;´。 `;)か判ってるので、これも違和感を感じます。

    案3・私としては、この案が一番しっくり来るかと思います。ただ、紅茶じゃなくてアルコールの方がいいかな?

    以上、代案は浮かびませんので、感想のみ書かせていただきました。

    今後オフ会がまた開催されるならお邪魔させていただきたく思います。では、夜分に失礼いたしました。

  4. シンプルに現金と偽札などはどうでしょうか。
    ・偽札を掴まされると損失
    ・偽札を掴ませようとしてバレると殺される
    ・本物を拒否すると…虚偽告発で訴えられる?
    3つ目が弱いですね。
    正しいものを拒絶することが負けになるという世界観が難しい。

  5. 二人組の盗賊が銃のたくさん入った宝箱を見つける。
    二人はそこから銃を交互に手に取って山分けする形を取る。
    その時代銃は開発が進んでおらず、開発の段階で弾や火薬を込めて、その弾を使いきればぶっこわれる様な使いにくい武器だった。弾を込める穴も作られていなかった
    なので中に弾の入ってない銃は価値がなかった。

    片方が玉の入ってない価値のない銃を手にとってしまう。
    「どうした? それは持ち帰らないのか?」
    もう片方がまぬけにも気づいてない様子でそう告げてくる。
    その銃を手にした盗賊は考える。
    銃は交互に手にとって山分けする約束。
    このままこれを手にいれれば本来一つ分増えるはずだった利益がなくなる。
    それに袋にいれればかさばって無駄なスペースを取ってしまう。無駄ばかりだ。
    そこで盗賊は恐ろしい事を考える。
    「この銃をこいつに手渡し、それを持っている隙を狙ってどれか別の銃でこいつを殺してしまおう」
    そうすればこの場にある銃は全て俺のものだ。
    「いや、中々いい銃だったんでな。お前に奢ってやろうかと。これでこの前の借りは返したぜ」

    銃を渡せればその隙に相手を殺せる。
    しかし相手が一瞬で弾無しと見破るほどの目利きだったら、感づかれてこちらがその銃を持ってる間に相手が仕掛けてきて逆に殺される。

    (終わり)

    宝は大量の剣とかでもいいかもしれません。少し衝撃を加えるだけで壊れそうな剣とか。持って変えれば損だし、それを渡して相手を襲えばこちらが勝つのは眼に見えている。見破られればその剣で戦うことになり当然負ける。

  6. 「結婚詐欺」というテーマではどうでしょう。
    本物の指輪であれば、受け取れば結婚、偽物だと疑えば相手の誠意を踏みにじる。
    偽物の安指輪を受け取ってしまえば詐欺に引っかかって負け。
    ただこれだと本物が続いたときに意味がおかしくなってしまいますね…

  7. その世界には二つの国があり、二人の王がいる。それが世界の全てである。
    表面上は友好を維持しており、二人の王はその証として月に一度、互いに馬車一杯の贈り物を行うことを約束していた。しかしながら、そのうち互いを疎ましく思い始め、あるとき、同時に馬車に暗殺者を忍ばせ、そしてそのいずれも失敗に終わる。

    彼らは互いに敵意を持つことを知ったが、彼らは誇り高き王である。民を巻き込んでの争いは、互いの望むところではなかったのだ。

    そこで、彼らは戦いのルールを決めた。血を流さない、完璧なルールである。
    1つ、1月ごとに、国境の庵で対面して行うこと。
    2つ、国の代表が直接行い、11枚のカードでもって行う。すなわち、8枚の皇帝、3枚の庶民カードである。
    3つ、(以下はぷにぅめくりのルールに順ずる。)

    勝った王は12月、相手国から贈り物を受け取ることが出来る。彼らは贅沢なクリスマスを送ることが出来るだろう。
    この、2人の王の敵対心に端を発したゲームは、いつからか、2国によって行われる、毎年恒例のイベントとなったのである。今では、12月の頭に身内で行われることもある、庶民的なゲームとしても浸透しているという。

    当たりカードが皇帝、はずれが庶民ですね。相手に皇帝を返したなら、あなたは皇帝だ!というメッセージで返した側があぼん、庶民を返したならあなたは庶民だ以下略。

    このゲームのポイントとして、相手にカード(メッセージ)を渡すかどうかの選択権があり、なおかつ間違えると一発であぼん、相手にはカードの真偽が不明、ただし自分には解っている、といった辺りがあるのかと。
    こういった、ルールのキッチリしているゲームは、それの生まれた背景を設定するのが自然かなと考えました。今回は清算を含めて手番が12回と換算し、1年12ヶ月という周期に当てはめてみました。いかがでしょう?

  8. たくさんのコメントをありがとう。
    毒、偽札、結婚、二人の王といった要素を少しずつ貰って
    「狐めくり」としたい。
    花嫁に化けた妖狐を嫁がせるというストーリーだ。
    これからも知恵を貸してね!

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