ナショナルエコノミー 過剰売却ルール詳細

「ナショナルエコノミー」の賃金支払い時に建物を売る際の厳密なルール。


原則1:現金が足りない場合、売却可能な建物があれば売らなければいけない

原則2:どれをどの組み合わせで売ってもよい

原則3:必要を超えて建物を売ることはできない

これは「売却後に手元に残る現金が売った建物のうちどれか1つの価値以上になってはいけない」と読む。つまり「あ、これ売らんで良かったわ」という事になってはいけない。

例1:不足額$10。手元には$10の建物と$20の建物がある。$20の建物を売るのは合法

例2:不足額$20。手元には$10と$18と$20の建物がある。$20の建物を売るのは合法。$10と$18の組み合わせで売るのも合法。$20に加えて他の建物を売るのは不可

 

この3についての詳しい挙動が説明書には記載されていない。そもそも過剰に建物を売ることは殆どの場合本人の不利益であり、ゲームに実際上の影響を及ぼすことが滅多に無いからである。煮詰まった対戦などで厳密なルールを適用したい場合は上記のガイドラインに従うべし。

EU4 琉球世界征服メモ

Europa Universalis 4で琉球王国による世界征服を狙う場合の手順(v1.13)


概要

世界征服計画は3つの段階に分かれる。琉球自体の弱点を克服する前期、世界最大の国力を獲得する中期、全てを飲み込む後期である。

前期は1444年から1550年ごろまで。この期間においてはスンニ派への国教変更と西洋化を達成する。

中期は1550年ごろから1680年ごろまで。この期間においてはアジア全てを征服する。

後期は1680年ごろから1821年まで。世界の残り全てを飲み込む。

 

前期

一時停止を解く前にしておくべき事は以下の通り。

  • 陸軍維持費を最低に下げる
  • 軽量船を杭州の交易保護任務に当てる
  • 残りの船は休眠させる(売り払ってはいけない!)
  • 商人を日本から杭州に移動させる
  • 国家重点を管理に設定
  • 国王を将軍に任命

外交官は周囲の国の機嫌を取りつつ適当に過ごす。1447年になったら輸送船2隻と歩兵1連隊を生産キューに入れる。最初に挑戦すべき課題はスールー王国の征服である。これは1450年以降にイベントで生成される小国であり、琉球でも勝てる唯一のスンニ派国家である。生成されるタイミングにある程度ランダムな幅があるので対処が2通りに分かれる。

早く生成された場合:

プレイヤーが探索アイディアを取る前にスールーが生じた場合、開戦理由無しで即座に殴りかかる。初期状態のスールーには歩兵3個連隊しか軍隊がいない。士気全快の5個連隊であれば上陸ペナルティを差し引いても確実に勝てる。占領したら和平交渉で属国化し、外交官を送り込んで関係を+190まで上げておく。その後探索アイディアを3つ目まで取ったら併呑する。スールーに宣教師を送り込むとスンニ派の暴徒が蠢き始めるので、その要求を飲む形で国教の方を変更。後は沖縄を改宗させればめでたくムスリム国家の仲間入りを果たせる。

遅く生成された場合:

スールーが生成された時点で探索アイディアがある場合、まずパナイ島(Panay)に一瞬だけ入植してスールー島の請求権を捏造。完了と同時に攻め込んで占領し、スンニ派に改宗したらスールー島自体はどこかに売り払う。マラッカ・シアク・パサイあたりに売るとブルネイとの対立を引き起こせる。

改宗する為には半数以上の州がスンニ派でなくてはならない(半数ちょうどは可:つまり2つのうち1つがスンニならOK)。またアニミズムのうちに予言(安定度コスト+5%・反乱-1%)と生贄(名声+1・安定度コスト-20%)の決定をしておくと改宗後もボーナスが残るので非常に便利。

管理技術LV5に達したら重点は外交に切り替え、探索アイディアを進める。

その後はブリトゥン島(Belitung)→ココス諸島(Cocos)→ディエゴガルシア島(Diego Garcia)→モーリシャス島(Mauritius)へ渡る。航海士がいれば西ティモール(West Timor)→ココス諸島の方がマジャパイト王国に睨まれないので楽。その次は喜望峰(Cape)へ。イニャンバネ(Inhanbane)に入植してから航海士を雇えばギリギリで届く。外交技術LV7になればモーリシャスから直接渡れる。

この後は空いていればセントヘレナ、いなければ象牙海岸地域の適当な空き地に入植。そこからブラジルへ渡り、貿易会社でない西洋文明と隣同士になったら西洋化開始。なおブラジルと象牙海岸の土地は争いの元なので用が済んだら売り払うべし。

首都は頃合いを見てブリトゥンに移し、日本がこちらを睨み始めたら沖縄を売り払って難を逃れる。予算と相談しながら東南アジアの入植も進めよう。ただしこの段階では付近の強国が請求権を捏造できる場所は避ける。先住民は全て虐殺する(西洋化前の段階では軍事君主点の価値が低い)。スンニ派同士である事を利用して強そうな国と同盟を組み生き延びるべし。

 

中期

西洋化が完了したら一気に技術を進める。マラッカやモルッカの小国を外交で保護国化し交易力を全て召し上げる。2つ目のアイディアは拡張を取り、全速力で空き地に入植すると共にアジア中に喧嘩を売る。

入植の優先はアジアと南アフリカ。アメリカとオセアニアは後回しでよい。ブルボン島などヨーロッパ人がアジアに来る際の足がかりを先回りして塞いでおくと後が楽。またアジア国家に隣接する州は中核化せずにおく。こうすれば連中は永遠に西洋化できない。植民地に限り非中核州でも過剰拡大を引き起こさない。

中国・東南アジア・インドを重点に弱い国を切り取って保護国化。金が潤沢になって来たら歩兵を全て傭兵に置き換える。騎兵と砲兵は正規兵のまま歩兵を傭兵にするとかなり人的資源の節約になる。

アフリカへの入植地についても、現地国に隣接する州は貿易会社にしておくと西洋化されずに済む。保護国のままにしておければ二度手間が防げる。

余裕があればメキシコとペルーに植民地国家を作り、現地の王国を切り取って太らせるのも良い。該当地域内に本国が持っている領土は中核化せずとも即座に植民地国家の物になる。植民地国家は中核化と改宗に大幅なボーナスが付いているので土地を食べさせるのに便利。

シベリアにも入植して西進しておくとロシアを足止めできる。ただしアジア国家に隣接する部分を中核化しない様に注意。

明は強敵だが反乱が起きたタイミングを狙って同盟国と共に攻め込めば勝つチャンスはある。順や呉などの痕跡が残っている土地を切り取って独立させるとその後の分離主義反乱によって勝手に膨らむ。明の領土自体を上手く寸断できれば反乱鎮圧が難しくなるので更に良い。

保護国化できる範囲はすべて保護国化で決着させ、直接土地を切り取る事は考えない。直轄領はむしろ中東に求めた方が良い。

アイディアは探索→拡張→物量までが鉄板で、その後は君主点と相談しつつ攻勢・精鋭・外交・管理あたりを取る。空き地がなくなったら探索と拡張を放棄してスロットを空ける。

 

後期

外交技術LV23に達すると「帝国主義」の開戦理由が使える様になる。これは好き勝手に宣戦して好き勝手に土地を切り取る全世界モンゴル化システムであり世界征服が一気に加速する。またこの先の外交技術は実質的に艦隊の強化と従属国の機嫌取りの為に存在しているので切り捨ててしまっても何とかなる。そこで外交スロットを気にせず属国を作りまくる戦略で版図を拡げよう。

外交スロット超過により月々の外交君主点が差し引かれるが、マイナスになっても単に君主点が使えなくなるだけでそれ以上のペナルティは無い。これによって出来なくなる事は以下の通り:

  • 外交技術とアイディアの開発
  • 「直接の宣戦相手から土地を割譲させる」「同盟を破棄させる」「中核を放棄させる」「金銭」以外の講和条件
  • 属国の併呑
  • 提督の雇用
  • その他文化書き換えなどの細かい仕事

以上を踏まえ、「完全併合して属国を設立させる」「占領譲渡により属国に切り取らせる」「切り取って附庸国(Client State)を作る」のどれかで世界地図を塗りつぶそう。この際注意する必要があるのは、附庸国を設立できるのは首都と同大陸か地続きになっている州のみであるという事だ。ヨーロッパ地域に設立したい場合は遷都を工夫する必要がある。

管理点の余剰があれば主に中東・トルコ地域を直轄地として切り取る。スンニ派なので改宗の必要が無い。アジア・ヨーロッパ・アフリカ全てにアクセスが良い。

本国を完全併合すると従属国は全てオマケで付いて来る。特に植民地国家などは馬鹿正直に切り取るより本国を押さえる方が早い場合も多い。

神聖ローマ帝国は可能な限り早く解体すべし。皇帝と選帝侯全ての首都を制圧すれば解体ボタンを押せる。

終盤になると属国の戦力が本国を上回る様になり反乱の機運が高まる。戦勝の際に得られる名声点を変換する形で機嫌を取ろう。

 

( ・3・)<だいたいこんなかんじです